人形峠化石植物群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 08:59 UTC 版)
人形峠周辺からは、新第三紀の植物の化石がまとまって出土し、人形峠化石植物群と呼ばれている。発見されるのは約400万年~1000万年前(鮮新世前期~中新世)の植物の化石で、18科25種に至る。大半はブナ(ムカシブナ,Fagus stuxbergii)の化石で、現在の大山付近のブナ林と近い植生を示しており、当時付近が冷涼な気候であったことを示していると考えられている。 人形峠層の辺縁部にあたる人形峠付近と辰己峠付近が化石植物群落の代表地である。ほかにも三徳山周辺の三徳層辺縁部でも同時代の化石群が見出される。
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