交流サイリスタ電動機試験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/15 08:48 UTC 版)
「国鉄791系電車」の記事における「交流サイリスタ電動機試験」の解説
1972年12月に交流同期電動機の試験に用いられた。制御装置を室内に仮設し、交流サイリスタ電動機を装荷して日豊本線の柳ヶ浦 - 杵築間で試験を行った。実際には、電磁石同期電動機と外付けのサイクロコンバータ制御装置の組み合わせを2組搭載したものである。既設の主変圧器は流用され、交流-交流変換を行うサイクロコンバータにより固定子電流を制御し、回転子側はサイリスタ位相制御により制御された。回生ブレーキも使用可能であった。今日のVVVF制御とは異なり、サイリスタは電動機の同期周波数に同期してスイッチングされ、ターンオフは電動機の起電力に頼る他励式かつ電流型の回路であった。
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