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中村隆文

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/28 02:41 UTC 版)

中村 隆文
(なかむら たかふみ)
人物情報
生誕 1974年(50 - 51歳)
日本長崎県[1]
国籍 日本
出身校 千葉大学文学部
千葉大学大学院人文社会科学研究科[2]
学問
研究分野 現代英米哲学思想
リベラリズム
法哲学
スコットランド啓蒙思想
研究機関 鹿児島工業高等専門学校
釧路公立大学
神奈川大学
学位 博士(文学)(千葉大学)
学会 行動経済学会
日本倫理学会
日本法哲学会
日本哲学会
日本イギリス哲学会[3]
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中村 隆文(なかむら たかふみ、1974年 - )は、日本哲学者神奈川大学国際日本学部日本文化学科教授。[4]

略歴

長崎県生まれ。長崎県立西陵高校卒業後、千葉大学文学部行動科学科へ進学し、その後、千葉大学大学院文学研究科(修士課程)、および同大学院社会文化科学研究科(博士課程)を修了(博士(文学))。

2009年より鹿児島工業高等専門学校一般教育科(文系)講師(2012年より准教授)

2014年より釧路公立大学経済学部准教授

2019年より神奈川大学外国語学部准教授

2020年より神奈川大学国際日本学部教授(現在に至る)[5]

研究

18世紀のデイヴィッド・ヒュームの思想をベースとしながら、近現代の認識論・道徳心理学・正義論を取り扱っている。昨今は、人間の合理性の限界や感情の意義について多角度的に考察しつつ、行動経済学やリベラリズム研究、組織論などを包摂した学際的な研究に携わっているほか、比較思想史やスコットランド文化にも言及するなど、その関心は多岐にわたる。

著書

  • 『不合理性の哲学 - 利己的なわれわれはなぜ協調できるのか』(みすず書房) 2015年
  • 『カラスと亀と死刑囚 - パラドックスからはじめる哲学』(ナカニシヤ出版) 2016年
  • 『自信過剰な私たち - 自分を知るための哲学』(ナカニシヤ出版) 2017年
  • 『「正しさ」の理由 - 「なぜそうべきなのか?」を考えるための倫理学入門』(ナカニシヤ出版) 2018年
  • リベラリズムの系譜学 - 法の支配と民主主義は「自由」に何をもたらすか』(みすず書房) 2019年
  • 『世界がわかる比較思想史入門』(筑摩書房) 2021年
  • スコッチウイスキーの薫香をたどって - 琥珀色の向こう側にみえるスコットランド』(晃洋書房) 2021年
  • 『組織マネジメントの社会哲学 - ビジネスにおける合理性を問い直す』(ナカニシヤ出版) 2022年
  • 『物語 スコットランドの歴史』(中央公論新社) 2022年
  • 『なぜあの人と分かり合えないのか - 分断を乗り越える公共哲学』(講談社選書メチエ) 2024年

脚注

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