中村哲郎
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中村 哲郎(なかむら てつろう、1942年11月23日[1] - )は、歌舞伎を中心とした演劇研究者、評論家[2]。
人物
山梨県甲府市の温泉旅館で生まれ育った[3][4]。山梨県立甲府第一高等学校卒[5]、早稲田大学文学部に学び[6]、郡司正勝に師事[3]。国立劇場(1967年開場)に勤務したが数年で退職[3]を経て、中学1年でやみつきになった歌舞伎を軸に半世紀を超えた観劇歴で、演劇研究・執筆活動を行う[4]。
1983年『西洋人の歌舞伎発見』で芸術選奨文部大臣新人賞[7][3]、2007年『歌舞伎の近代 作家と作品』で日本演劇学会河竹賞[8]・AICT演劇評論賞[9]、2012年『花とフォルムと 転換する時代の歌舞伎評論』で芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞[10][11]。2021年、『評話集 勘三郎の死 劇場群像と舞台回想』で第72回読売文学賞を受賞[12][4]。
著作
- 『歌舞伎の幻』 前衛社、1970年9月9日、国立国会図書館書誌ID:000001278197。序文・帯文は三島由紀夫[13]
- 『西洋人の歌舞伎発見』 劇書房、1982年4月20日、国立国会図書館書誌ID: 000001554149。
- 『ジャパノロジストの眼』 三修社、1982年12月25日、 ISBN 4-384-05005-4。
- 『歌舞伎の星座 現代花形俳優論』 新読書社、1985年7月5日、 ISBN 4-7880-6001-9。
- 『天壇の西太后』 沖積舎、1989年10月、 ISBN 4-8060-2489-9。戯曲[2]。
- 『歌舞伎の近代 作家と作品』 岩波書店、2006年6月29日、 ISBN 4-00-022466-2。
- 『花とフォルムと 転換する時代の歌舞伎評論』 朝日新聞出版、2011年7月7日、 ISBN 978-4-02-100150-5。
- 『評話集 勘三郎の死 劇場群像と舞台回想』 中央公論新社、2020年7月、 ISBN 978-4120053214。書評[14]
- 編『昭和歌舞伎 女方小説集』中公文庫、2025年6月[15]、ISBN 978-4122076662
脚注
注釈
出典
- ^ 『文藝年鑑』2016
- ^ a b “シアター・クリティック・ナウ07「歌舞伎の近代と俳優の領分—AICT賞受賞式と記念シンポジウム—」のお知らせ”. 国際演劇評論家協会日本センター (2007年12月1日). 2020年12月8日閲覧。
- ^ a b c d “勘三郎の死 劇場群像と舞台回想 評話集”. e-hon. トーハン. 2020年12月8日閲覧。
- ^ a b c 金巻有美(文化部) (2021年2月2日). “中村哲郎さん:「ならず者」なればこそ”. 読売新聞オンライン. [読売文学賞の人びと]2. 読売新聞東京本社. 2024年11月19日閲覧。
- ^ 『勘三郎の死』393p
- ^ “ジャポノロジストの眼 中村哲郎”. Google書籍検索. Google. 2020年12月8日閲覧。
- ^ “芸術選奨・文部科学大臣新人賞(文学関係)”. e-hon. トーハン. 2020年12月8日閲覧。
- ^ “日本演劇学会河竹賞”. 日本演劇学会. 2020年12月8日閲覧。
- ^ “AICT演劇評論賞”. 国際演劇評論家協会日本センター. 2020年12月8日閲覧。
- ^ “特集「平成23年度(第62回) 芸術選奨」”. 文化庁. 2020年12月8日閲覧。
- ^ “芸術選奨、大臣賞に歌手の由紀さおりさんら”. 日本経済新聞電子版. 日本経済新聞社 (2012年3月13日). 2025年6月27日閲覧。
- ^ “第72回読売文学賞…受賞6氏と作品 : エンタメ・文化 : ニュース”. 読売新聞オンライン (2021年2月1日). 2021年2月1日閲覧。
- ^ “企画展「三島由紀夫の眼差し」(同世代作家らへ)”. 隠し文学館 花ざかりの森. 2020年10月9日閲覧。
- ^ 渡辺保「今週の本棚 渡辺保・評 『評話集 勘三郎の死 劇場群像と舞台回想』=中村哲郎・著」『毎日新聞』2020年8月22日。2020年12月8日閲覧。
- ^ 網野菊「おもかげ」「楽屋」、三島由紀夫「女方」、円地文子「双面」「女形一代」
外部リンク
- 中村哲郎 (@mmmzdeu2atwryj7) - X(旧Twitter)
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