中堅航空会社へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 05:18 UTC 版)
1934年になると、他のアメリカの航空会社同様郵便航空輸送にも参入して路線を拡大。ナショナル・エアラインズとなってからは、1944年に大手航空会社イースタン航空を抑えてジャクソンビル - ニューヨーク間の路線を開設。さらにフロリダ州に本拠地を移して、キューバへも路線を広げた。 しかし、1950年代に入るとデルタ航空やノースウエスト航空といった大手との競争で苦境に陥った。このためマイアミのホテルと提携したパックツアーを企画したり、ニューヨーク - マイアミ間の夜行便を運航するなど積極的な対策を取った。さらに1970年にはDC-8を使って長距離国際線であるマイアミ - ロンドン線を開設、さらにはワイドボディ機であるボーイング747やDC-10を導入するなどの施策に出た。 こうしてナショナル航空はアメリカの中堅航空会社となったが、国内線・国際線とも大手航空会社に比べると市場での基盤は弱いままだった。
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