不可逆反応とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 化学 > 化学反応 > 逆反応 > 不可逆反応の意味・解説 

ふかぎゃく‐はんのう〔‐ハンオウ〕【不可逆反応】

読み方:ふかぎゃくはんのう

一方向への反応速度が非常に大きくて、逆方向反応無視できる化学反応


不可逆反応

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/23 02:27 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
例えば燃焼は不可逆反応である。燃えてしまったものは元には戻らない

不可逆反応(ふかぎゃくはんのう、: irreversible reaction)とは、化学反応のうち、正反応のみが起こり逆反応が起こらないために、一方向のみに進行する反応を指す。広くは、反応生成物がさらなる化学反応などで消費される、あるいは系外へ除去されるために逆反応が起こらない反応も「反応が不可逆的に進行する」などという。反対に、逆反応が起こる化学反応は可逆反応と呼ぶ。

反応の始原系に比べ、生成系の自由エネルギーがはっきりと安定である場合は、逆反応の活性化エネルギーが高くなるために反応は不可逆となる。

不可逆反応を化学反応式で表す場合は、始原系と生成系の間に一方向の矢印を書く。

(始原系) → (生成系)

ある条件では不可逆であるような反応も、反応温度を上げる、または適当な触媒を加えることで逆反応が無視できなくなり可逆反応となることがある。

ある始原系から生成系に至るまでに複数の不可逆反応による枝分かれがあり、それらの反応速度比により生成物に選択性があらわれた場合、それを速度論的支配による選択性という。




不可逆反応と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「不可逆反応」の関連用語

不可逆反応のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



不可逆反応のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの不可逆反応 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS