下甑島のトシドン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 05:28 UTC 版)
下甑島には秋田県のナマハゲに似た「トシドン」という伝統的な民俗行事がある。大みそかの夜、地元の若者がトシドンという怪物に扮し、首なし馬に乗って家々を回る。子どもたちの素行や行儀を戒めて諭し、褒美として子どもに歳餅を与えて去ってゆく。シュロの木の皮などで作った衣服をまとっており、ポリネシアの島々の祭礼を思わせる。1977年(昭和52年)には国の重要無形民俗文化財の指定を受け、2009年(平成21年)には「甑島のトシドン」として国連教育科学文化機関(UNESCO)の無形文化遺産に登録された。
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