一行の離散
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/06 06:14 UTC 版)
一つの指輪は、その秘められた力により、所有者のみならず周囲にいる任意の者の心を捻じ曲げる。このため指輪の力に魅入られたボロミアは最初フロドを懐柔して指輪ごとゴンドールへ導き、予測されるサウロンとの衝突に際して指輪の力を借りようとしたが、指輪の誘惑を身をもって知るフロドにゴンドールへの立ち寄りを拒否されると、これを襲って指輪を奪おうとした。 この事件が一行が離散するきっかけとなり、ボロミアはフロドを襲ってしまった悔恨の内にオークとウルク=ハイの集団と戦って討ち死に、フロドは単身探索行の続行を決意するも機転を利かせたサムワイズ(サム)を振り切れず共にモルドールの影の下に進む最も困難な道程へ歩を進めた。ペレグリン(ピピン)とメリアドク(メリー)はオークたちに捕らえられ、アラゴルン・レゴラス・ギムリはさらわれたピピンとメリーを奪回すべく、不眠不休でオークたちを追跡、完全に一行は離れ離れになってしまった。
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