一志茂樹とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 一志茂樹の意味・解説 

一志茂樹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/08 15:16 UTC 版)

一志 茂樹(いっし しげき、 1893年11月12日 - 1985年2月27日)は日本の郷土史家、教育者。

経歴

長野県北安曇郡社村(現大町市)生まれ。旧制大町中学(長野県大町高等学校)を経て、1914年長野師範学校卒業[1]。長野県下の小学校に33年間在職した[2]

1927年北安曇郡教育会郷土調査主任となり「北安曇郡郷土誌稿」の編纂に従事し、信濃教育会幹事、「長野県史」編纂会委員などを歴任。1942年信濃史学会を再興し主幹を務め、機関誌「信濃」を引き継いで編集発行し、「信濃史料」全30巻や「新編信濃史料叢書」全19巻を編纂して完成させるなど、長野県の郷土史研究に多大な貢献を果たした。1961年に「古代東山道の研究」により、國學院大學から文学博士学位を授与される[3]1966年紫綬褒章受章。1976年長野県文化財保護審議会長を務め、平出遺跡の発掘にあたった。また平凡社の『日本歴史地名大系 20 長野県の地名』の監修を務めた。

著書

  • 「美術史上より見たる仁科氏の研究」
  • 「信濃国御厨史料とその考察」
  • 「歴史のこころ」
  • 「古代東山道の研究」
  • 「地方史に生きる」

脚注

  1. ^ 『卒業生名簿 昭和25年』信州大学長野師範学校・信州大学教育学部本校、1950年、27頁。 
  2. ^ 『官報』第5961号、昭和21年1月4日、p.4. NDLJP:2962197/3
  3. ^ 書誌事項(CiNii Dissertations)”. 国立情報学研究所. 2017年6月11日閲覧。

参考文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「一志茂樹」の関連用語

一志茂樹のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



一志茂樹のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの一志茂樹 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS