ショパン:ワルツ第16番 変イ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ショパン:ワルツ第16番 変イ長調 | Valse As-Dur KK.IVa/13 CT221 | 作曲年: 1829-30年 出版年: 1902年 初版出版地/出版社: Warsaw and Leipzig 献呈先: Stammbürcher Emilia Elsner und Pauline Lebrun |
作品解説
1827年から1830年の間に作曲されたとされるワルツで、20世紀に入ってから、1902年に出版された。ワルシャワ音楽院でのショパンの師匠エルスナ-の娘、エミリア・エルスナ-のアルバムに記されていた。
中間部にトリオと記されており、3部形式のワルツとなっているが、このトリオが8小節と非常に短いため、ロンド形式とも考えられる。左手の和音の種類は比較的少ない。しかし、その上で奏する右手は左手の和音が構成する音以外の音に富むこと、右手の各小節の音域が1オクターヴと比較的幅広い場合が多いことから、シンプルなながらにも優雅さという気品を備えたワルツとなっている。
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