ワット・サシーとは? わかりやすく解説

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ワット・サシー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/08 05:26 UTC 版)

ワット・サシー
วัดสระศรี
Wat Sa Si
基本情報
所在地 スコータイ歴史公園
座標 北緯17度1分11秒 東経99度42分5秒 / 北緯17.01972度 東経99.70139度 / 17.01972; 99.70139座標: 北緯17度1分11秒 東経99度42分5秒 / 北緯17.01972度 東経99.70139度 / 17.01972; 99.70139
宗教 仏教
地区 ムアンスコータイ郡
スコータイ県
タイ
建設
様式 スコータイ様式
完成 14世紀末
建築物
正面
資材 ラテライト
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ワット・サシー(ワット・サー・シー[1]、ワット・スラシー[2]、Wat Sa Si、Wat Sra Sri、タイ語: วัดสระศรี)は、タイ北部スコータイの旧市街となるスコータイ歴史公園にある仏教寺院遺跡の1つである。

位置

ワット・サシーはラームカムヘーン像の近くにある小寺院であり、ワット・マハータートの北西の優美な池「トラパン・トラクアン」 (Traphang-Trakuan) の中心に位置している[3]。その場所にあることから、ワット・サシーはスコータイで最も美しい寺院遺跡の1つとされる[4]

創建

寺院の構造物の類似性とともに境界石(バイセーマ、bai sema)の結界の類似により、今日、ワット・サシーはワット・トラクワンドイツ語版ワット・チャナソンクラームドイツ語版と同時代に建立されたと考えられる[4]。また、碑文からは14世紀末に創設されたことが認められる[5]

構成

寺院にはスリランカ式の仏塔(チェーディー、chedi)がある[4][6]。この正方形の基壇上にある仏塔は、碑文によれば王リタイ(在位1347-1368/74年)の遺灰を納めるために建立された[5][7]。その仏塔の東側にワット・サシーの礼拝堂(ウィハーン、wihan)の基壇と支柱の遺構があり、その奥に1体の仏坐像が安置されている[4][6]。さらに東には本堂(ウボーソット、ubosot)が小島としてある[4][5]。また、今日では基壇だけが認められるいくつかの小さな仏塔がある。

脚注

  1. ^ ワット・サー・シー”. タイ国政府観光庁. 2022年10月16日閲覧。
  2. ^ ワットスラシー”. コトバンク. 2022年10月16日閲覧。
  3. ^ 中村浩『ぶらりあるきチェンマイ・アユタヤの博物館』芙蓉書房出版、2016年、92-93頁。ISBN 978-4-8295-0701-8 
  4. ^ a b c d e 金子民雄『スコータイ美術の旅』星雲社、1985年、61-65頁。 ISBN 4-7952-8957-3 
  5. ^ a b c Wat Sa Si”. Renown Travel. 2022年10月16日閲覧。
  6. ^ a b 高杉等『東南アジアの遺跡を歩く』めこん、2001年、198-200頁。 ISBN 4-8396-0144-5 
  7. ^ Wat Sa Si, Sukhothai, Thailand”. Asian Historical Architecture. orientalarchitecture.com. 2022年10月16日閲覧。

関連項目

外部リンク




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