王威
オウイ | (?~?) | |
劉琮の臣。 建安十三年(二〇八)、曹操の軍勢が襄陽に到着すると、劉琮は荊州をこぞって降服し、劉備は夏口へと逃走した。このとき王威は「曹操は将軍の帰参と劉備の敗走を受けて、必ずや懈怠して防備をせず、軽々しく単独で進んでまいりましょう。王威に奇兵数千をお貸しいただき、要害に潜んで迎撃すれば曹操を生け捕りにできます。曹操を生け捕りにいたせば威光は天下に轟き、いながらにして虎のごとく歩み、中原広しとはいえ檄文を飛ばすだけで平定できましょう。一度の勝利や急場凌ぎに留まるものではございませぬ。これこそまたとない機会。逃してはなりませんぞ!」と進言したが、劉琮は聞き入れなかった《劉表伝》。 |
媼囲
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