ローカル部に使用できる文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 03:11 UTC 版)
「メールアドレス」の記事における「ローカル部に使用できる文字」の解説
ローカル部に使用できる文字は以下のASCII文字である。 まず、次のASCII文字をそのまま並べた形式(RFC 5321ではDot-string、RFC 5322ではdot-atomと呼ぶ)が使用できる。大小のラテン文字(本来は大文字・小文字は区別されるが、実際には区別されていない実装がほとんどである。一般的には小文字で表記される) 数字 ! # $ % & ' * + - / = ? ^ _ ` { | } ~(実際には、プロバイダ側で利用可能な記号文字を一部のみに制限している場合が多い) .(先頭と末尾以外で使用可能。2個以上連続してはならない ※ドコモ,auの携帯メールアドレスでは利用できるケースがある。) さらに、“" "”でくくられたquoted-stringの形式であれば、加えて次のASCII文字を使用できる。( ) < > [ ] : ; @ , .(quoted-string中では制限はない) スペース さらにquoted-string中では、“\”を前につけたquoted-pairの形式であれば、加えて次のASCII文字を使用できる。\ " たとえば、以下はRFC[どれ?]の規定において有効なメールアドレスである。 Abc@example.com (dot-atom)Abc.123@example.com (dot-atom)user+mailbox/department=shipping@example.com (dot-atom)!#$%&'*+-/=?^_`.{|}~@example.com (dot-atom)"Abc@def"@example.com (quoted-string)"Fred\ Bloggs"@example.com(quoted-pairを含んだquoted-string)"Joe.\\Blow"@example.com(quoted-pairを含んだquoted-string) RFC5322 p.12 の定義 dot-atom-text = 1*atext *("." 1*atext) から、「.」の後に必ず文字が必要であるため、以下は無効なメールアドレスである。 Abc.@example.com(“.”をローカル部の末尾に使用している)Abc..123@example.com(“.”が連続している) ローカル部の長さの最大値は64文字である。(実際には、プロバイダ側の設定や、メールソフトの制約などでローカル部の長さの最大値を20~30文字程度に制限している場合が多い)
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