ロベール1世 (ドルー伯)とは? わかりやすく解説

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ロベール1世 (ドルー伯)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/17 06:07 UTC 版)

ロベール1世
Robert Ier
ドルー伯
在位 1152年 - 1188年

出生 1125年
死去 1188年10月11日
フランス王国ブレーヌ
埋葬 フランス王国ブレーヌ、サン・イヴ・ド・ブレーヌ修道院
配偶者 アニェス・ド・ガルランド
  アルヴィズ・デヴルー
  アニェス・ド・ボードモン
子女 一覧参照
家名 カペー家ドルー家
父親 フランスルイ6世
母親 アデル・ド・サヴォワ
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ロベール1世・ド・ドルーRobert Ier de Dreux1125年頃 - 1188年10月11日[1])は、フランス王子、ドルー伯。フランス王ルイ6世と王妃アデル・ド・モーリエンヌの五男でフランス共治王フィリップとフランス王ルイ7世の弟、ブローニュ伯ウスタシュ4世妃・トゥールーズ伯レーモン5世コンスタンスとクルトネー領主ピエール1世クルトネー家の祖)の兄。ドルー家の祖。

生涯

1152年、父王よりアパナージュとしてドルー伯領を得た。

1145年、アルヴィズ・デヴルーとの2度目の結婚によってペルシュ伯領を得た。1152年のアニェス・ド・ボードモンとの3度目の結婚では、ブレーヌ伯領、フェール・アン・タルドノワ、アルシー、ネール、ロングヴィル、カンシー・スー・ル・モン、サヴィニー・シュラルドル、ボードモン、トルシー、シェイー・アン・ブリー、ロンジュモーを獲得し、ブリー=コント=ロベール領主となった。

1147年、兄ルイ7世とともに第2回十字軍に参加し、1148年に失敗に終わったダマスカス包囲戦英語版にも加わっていた。十字軍終了前にロベールは帰国し、王権を奪うことを望んで兄ルイに対する陰謀を図った。しかし、彼の行動は、王の不在時に王国の摂政を務めていたサン=ドニ修道院院長シュジェールによって阻止された[2]

イングランド無政府時代にはイングランド勢と戦い、1154年にはノルマンディーセーに本営を構えていた。

1180年、ロベールはドルーの町に自治憲章を与え、ブリー=コント=ロベールの町をつくった(コント=ロベールとはロベール伯爵を意味する)。1188年に亡くなり、サン・イヴ・ド・ブレーヌ修道院の教会に埋葬された。

子女

1140年にアニェス・ド・ガルランドと結婚[3]。1子をもうけた。

  • シモン(1141年-1182年)

1144年、ソールズベリー伯パトリックの姉妹アルヴィズと結婚。1子をもうけた。

  • アデル(アリスまたはアリックス)(1145年 - 1210年以降死去) - 1156年以降にブルトゥイユ伯ヴァレラン3世と結婚、1161年にシャティヨン領主ギー2世と結婚、3度目にジャン1世・ド・トロット(1176年没)と結婚、1183年にソワソン伯ラウル3世・ド・ネールと結婚

1152年、ブレーヌ伯の娘アニェス・ド・ボードモンと結婚。10子をもうけた。

  • ロベール(1154年 - 1218年) - ドルー伯
  • アンリ(1155年 - 1199年) - オルレアン司教
  • アリックス(1156年 - 1217年) - クシー領主ラウル1世と結婚
  • フィリップ(1158年 - 1217年) - ボーヴェ司教
  • イザボー(1160年 - 1239年) - ブロワ領主ユーグ3世と結婚
  • ピエール(1161年 - 1186年) - ブコンヴィル・ヴォークレール領主
  • ギヨーム(1163年 - 1189年) - ブリー=コント=ロベール領主[4]
  • ジャン(1164年 - 1189年)
  • マミリー(1166年 - 1200年) - 修道女
  • マルグリット(1167年 - ?) - 修道女

脚注

先代
王領
ドルー伯
1152年 - 1188年
次代
ロベール2世



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