ロスアザラシとは? わかりやすく解説

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ロスアザラシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/08 01:27 UTC 版)

ロスアザラシ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 食肉目 Carnivora
亜目 : イヌ型亜目 Caniformia
下目 : クマ下目 Arctoidea
階級なし : 鰭脚類 Pinnipedia
: アザラシ科 Phocidae
: ロスアザラシ属 Ommatophoca
Gray, 1844
: ロスアザラシ O. rossii
学名
Ommatophoca rossii
Gray, 1844
和名
ロスアザラシ[1]
英名
Ross seal[2]
分布

ロスアザラシOmmatophoca rossii)は、南極に住むアザラシの一種。名前はジェイムズ・クラーク・ロスにちなむ[2]。南極の鰭脚類の中で最も小さく、数も少なく、あまり知られていない。不釣り合いに大きな目と、耳鳴りあるいはサイレンのような複雑な声が特徴。

分布

南極大陸[2]

形態

体長1.68-2.09m、体重129-216kg。メスのほうが僅かに大きく、体長1.96-2.5mに達する[3]

鼻は短く幅の広く、毛皮はアザラシの中では最も短い。

生態

南極大陸付近の流氷域にて繁殖、換毛を行う。非繁殖期には流氷域から離れ南極前線近くに移動、採餌を行う。[2]

食性は動物食で、頭足類やコオリイワシ、ナンキョクオキアミなどを食べる。[2]

脚注

  1. ^ 川田伸一郎・岩佐真宏・福井大・新宅勇太・天野雅男・下稲葉さやか・樽創・姉崎智子・横畑泰志 「世界哺乳類標準和名目録」『哺乳類科学』第58巻 別冊、日本哺乳類学会、2018年、1-53頁。
  2. ^ a b c d e 水口博也『世界で一番美しいアシカ・アザラシ図鑑』創元社,2021,10,20, ISBN 978-4-422-43047-8
  3. ^ Hückstädt, L. (2015). Ommatophoca rossii. IUCN Red List of Threatened Species 2015: e.T15269A45228952. doi:10.2305/IUCN.UK.2015-4.RLTS.T15269A45228952.en. https://www.iucnredlist.org/species/15269/45228952 2021年11月12日閲覧。. 



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