ループと制御構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/05 22:53 UTC 版)
「プログラミング作法」の記事における「ループと制御構造」の解説
ループなどの制御構造についても、スタイルに関する議論がある。例えば、次の擬似コードを見てみよう。 count = 0 while count < 5 print count * 2 count = count + 1 endwhile このコードは変数名や字下げは問題ないが、次のようにfor文を使った方がずっと読みやすい。 for count = 0, count < 5, count = count + 1 print count * 2 多くの言語では、このようなパターンは次のように短縮できる。 for count = 0 to 5 print count * 2 print "Ended loop"; ブロック(複文)のある言語で、制御構造の本体が「文、または、ブロック」である場合、ブロックにすることを原則とすることがある(PerlやGoなど、言語自身の構文規則でこのように強制しているものも多い)。 for (count = 0 to 5) { print count * 2; } print "Ended loop"; これは例えば、次のような「誤ってセミコロンを付けた」発見に時間のかかるバグを回避する。 for (count = 0 to 5); // この行の最後のセミコロンがバグ print count * 2; print "Ended loop"; あるいは、次のようにループ内で実行する行を増やしたときも中括弧を予めつけておけば、バグを回避できる。 for (count = 0 to 5) log "loop reached " + count; print count * 2; // この行が「実はループ内ではない」のがバグ print "Ended loop"; さらに、「プリプロセッサによって本体が削除されてしまい、意図していなかった次の行が本体になってしまった」というような場合も防げる。 for (count = 0 to 5) print "Ended loop";
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