リーズ音楽祭合唱団とは? わかりやすく解説

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リーズ音楽祭合唱団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/14 00:17 UTC 版)

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リーズ音楽祭合唱団(リーズおんがくさいがっしょうだん、Leeds Festival Chorus)は、イギリスウェスト・ヨークシャー州リーズを拠点とする合唱団である。ソプラノアルトテノールバスの4声部で計170人の団員を擁する。ヨークシャーやイギリス各地で公演を行い、BBCプロムスマンチェスター・アリーナへも出演する他、BBC Radio 3にて定期的に公演が放送されている。共演した主要なオーケストラにはハレ管弦楽団BBC交響楽団BBCフィルハーモニックノーザン・シンフォニア、ロンドン室内管弦楽団、オペラ・ノース管弦楽団、イギリス室内管弦楽団などがある。

現在、合唱指揮者・芸術顧問をサイモン・ライト(Simon Wright)が務めている。

歴史・概要

1858年ヴィクトリア女王によるリーズ・タウン・ホールの開館を祝して開催された第1回目のリーズ音楽祭で、合唱を担当する合唱団として発足。それ以来音楽祭開催の度に臨時編成されてきたが、1976年に自主運営団体として独立。2008年には合唱団の創立150年を記念したジュディス・ビンガムの特別委嘱作品《シェイクスピア・レクイエム》の初演を行った。

創立以来の長い歴史の中で、アーサー・サリヴァントーマス・ビーチャムジョン・バルビローリカルロ・マリア・ジュリーニヤッシャ・ホーレンシュタインハンス・リヒターピエール・ブーレーズチャールズ・マッケラスコリン・デイヴィスジョン・エリオット・ガーディナーヤン・パスカル・トルトゥリエマーク・エルダーロジャー・ノリントン、ジョン・ラボック、アンドルー・デイヴィスら錚々たる指揮者が指揮に参加している。

これまでリーズ音楽祭による様々な委嘱作品の初演に参加しており、ドヴォルザークの《聖ルドミラ》(1886年)、エルガーの《カラクタクス》(1898年)などが作曲者自身の指揮によって演奏されてきた。最も有名な委嘱作品にウォルトンの《ベルシャザールの饗宴》(1931年)があり、マルコム・サージェントが初演の指揮を担当した。

定期公演は、主にリーズ国際コンサートシーズンの一環として、リーズ・タウン・ホールで行われている。近年は、マンチェスターのブリッジウォーター・ホール、ヨーク大聖堂でも公演し、さらにロイヤル・アルバート・ホールでのBBCプロムスにも参加している。主なレパートリーにはモーツァルトベートーヴェンバッハベルリオーズトマス・タリスマーラーヴェルディロッシーニエルガーシェーンベルクプーランクヒンデミットシューベルトリヒャルト・シュトラウスショスタコーヴィチ、ピーター・マクスウェル・デイヴィスなどがある。

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