ラーバリシュラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 09:47 UTC 版)
「アフガニスタンの政治」の記事における「ラーバリシュラ」の解説
ラーバリシュラ(指導評議会)は、アフガニスタンの統治において最高指導者を補佐する26人のメンバーからなる評議会である。現情報副大臣であり政府の広報担当者でもあるザビフラ・ムジャヒドによれば、ラーバリシュラはアフガニスタンの内閣を監督し、政府の重要な決定を行うという。評議会はまた、前任者の死後に新しい最高指導者を任命する責任を負っていたが、2021年のカブール陥落後に評議会がこの権限を行使するかどうかはまだわかっていない。 この仕組みは、1996年から2001年にかけてアフガニスタン・イスラム首長国がムハンマド・オマルを最高評議会の議長として統治していたことを彷彿とさせる。しかし、このシステムは、イランの最高指導者とその聖職者による統治システムとも比較されている。評議会自体は、アフガニスタン紛争中のターリバーンの執行機関でもあり、反政府組織としてのターリバーンの全体的な方向性を決定していた。 アルジャジーラの報道によると、アフガニスタンの内閣は実際には無力であり、すべての政治権力はアクンザダとカンダハールを拠点とするラーバリシュラに帰属しているという。
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