ヨードエタン

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よう化エチル

分子式：	C2H5I
その他の名称：	よう化エチル、Iodoethane、Ethyl iodide、1-Iodoethane
体系名：	1-ヨードエタン、エチルヨージド、ヨードエタン

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ヨウ化エチル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/10/13 07:23 UTC 版)

ヨウ化エチル

Skeletal formula of ethyl iodide
Ball and stick model of ethyl iodide Spacefill model of ethyl iodide
物質名
優先IUPAC名 Iodoethane
識別情報
CAS登録番号	75-03-6
3D model (JSmol)	Interactive image
バイルシュタイン	505934
ChEBI	CHEBI:42487
ChEMBL	ChEMBL1232588
ChemSpider	6100
ECHA InfoCard	100.000.758
EC番号	200-833-1
PubChem CID	6340
RTECS number	KI4750000
UNII	59PO05D39L
CompTox Dashboard (EPA)	DTXSID9058783
InChI InChI=1S/C2H5I/c1-2-3/h2H2,1H3  Key: HVTICUPFWKNHNG-UHFFFAOYSA-N
SMILES CCI
性質
化学式	C2H5I
モル質量	155.97 g·mol−1
外観	無色の液体
密度	1.940 g mL−1
融点	−111.10 °C; −167.98 °F; 162.05 K
沸点	71.5 - 73.3 °C; 160.6 - 163.8 °F; 344.6 - 346.4 K
水への溶解度	4 g L−1 (at 20 °C)
溶解度	エタノール、ジエチルエーテルと混和する
log POW	2.119
蒸気圧	17.7 kPa
kH	1.8 μmol Pa−1 kg−1
磁化率	−69.7·10−6 cm3/mol
屈折率 (nD)	1.513–1.514
粘度	5.925 mPa s (at 20 °C)
熱化学
標準定圧モル比熱, Cpo	109.7 J K−1 mol−1
標準生成熱 ΔfHo	−39.9 to −38.3 kJ mol−1
標準燃焼熱 ΔcHo	−1.4629 to −1.4621 MJ mol−1
危険性
GHS表示:
絵表示
重要な用語	Danger
危険性報告	H302, H315, H317, H319, H334, H335
予防報告	P261, P280, P305+P351+P338, P342+P311
NFPA 704（ファイア・ダイアモンド）	2 1 1
引火点	72 °C (162 °F; 345 K)
致死量または濃度 (LD, LC)
半数致死量 LD50	330 g m−3 (oral, rat)
関連する物質
関連するヨウ化アルキル	ヨウ化イソプロピル ヨウ化メチル
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。 N verify (what is  N ?)

ヨウ化エチル（ヨウかエチル、英: ethyl iodide）は化学式C₂H₅Iまたは分子式CH₃CH₂Iで表される有機ヨウ素化合物。ヨードエタン（英: iodoethane）とも呼ばれる。常温で無色の油状液体で、引火性があり61℃以上で空気との爆発性混合気体を生じる。空気との接触や光線により分解し、褐色を帯びる。エタノール・ジエチルエーテルに任意の割合で溶解し、ベンゼン・エーテル・四塩化炭素にも溶ける。また、グリニャール試薬であるEtMgIの前駆体であり、エーテル中でマグネシウムと反応させるとこれを得ることができる。

製法

赤リンと無水エタノールの混合物にヨウ素を加え、これを加熱するとヨウ化エチルが生成される。これは不安定なヨウ化剤である三ヨウ化リンがin situで生成し、下に示す発熱反応が起きるためである。

${\ce {3C_2H_5OH\ + PI_3 -> 3C_2H_5I\ + H_3PO_3}}$

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