モースの定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 18:06 UTC 版)
モース・ケリー集合論(英語版) では真のクラスを自由に扱うことができる (Morse 1965)。モースは成分が集合のみならず真のクラスであるような順序対を定義した(クラトフスキーの定義ではそのようなことはできない)。モースはまず、クラトフスキーの方法で成分が集合となる順序対を定義し、それから順序対 (x, y) を ( x × { 0 } ) ∪ ( y × { 1 } ) {\displaystyle (x\times \{0\})\cup (y\times \{1\})} として「再定義」した。これに現れる直積は集合上のクラトフスキー対からなる。この第二段階で、成分が真のクラスとなるような順序対というものが可能になる。また、上述のクワイン-ロッサーの定義でも成分を真のクラスとすることができる。
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