マルチコア・コンピューティング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 13:20 UTC 版)
「並列計算」の記事における「マルチコア・コンピューティング」の解説
詳細は「マルチコア」を参照 マルチコアプロセッサは、複数の実行ユニット(コア)を持つプロセッサである。マルチコアとスーパースケーラは異なる概念である。どちらも複数の命令を同時並行的に実行可能だが、スーパースケーラが1つの命令ストリーム(スレッド)から複数の命令を取り出して実行するのに対して、マルチコアでは複数の命令ストリームから複数の命令を取り出して実行する。マルチコアの個々のコアがスーパースケーラになっていることもある。 初期の擬似マルチコア方式として同時マルチスレッディングがあった。この場合のプロセッサにはコア(実行ユニット)は1つしかないが、キャッシュミス時などコアが待ち状態になったときに、別のスレッドを実行できる。 インテルのマルチコアアーキテクチャは Core と Core 2 プロセッサから始まった。別の有名なマルチコアプロセッサとしては、ソニー・コンピュータエンタテインメントのPlayStation 3用に設計されたIBMのCellがある。
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