マルク王との確執
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/06 06:55 UTC 版)
無事にイゾルデとマルク王を結婚させたが、これからトリスタンはマルク王との確執に苦しむことになる。版によっては、この結婚以前にトリスタンがイゾルデの処女を奪ってしまっていたため、マルク王との初夜においてイゾルデの代理として侍女をよこすエピソードや、不倫をしているとの疑いを晴らすために、策略を用いたりするエピソードが存在する。 マルク王の性格は、版によって様々な相違があり、トリスタンを羨む廷臣に讒言され、心ならずもイゾルデとの仲を疑うという、好意的な人物に描かれることもあれば、トリスタンを嫌いぬく悪人とされる版もある。いずれにせよ、トリスタンは宮廷内の確執に耐えられず、コーンウォールを出ることになる。
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