マルカジット/マーカサイト Marcasite
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/15 16:46 UTC 版)
「模倣宝石」の記事における「マルカジット/マーカサイト Marcasite」の解説
黄鉄鉱を加工して6面のカットを施し、宝石同様に台座に爪で固定したもの。技術的には古代ギリシャから存在したが、18世紀中頃からこれもダイヤモンド類似石として登場し、20世紀初頭には極限に至るまで精緻なレベルに発展したが今日ではすっかり廃れてしまっている。これも素材が素材だけに、長い時間の経過により空中の湿気と反応して硫酸が滲み出す欠点がある。なお Marcasite とは本来は白鉄鉱を指す言葉だが、これがなぜ黄鉄鉱を素材とする模造ジュエリーを指す言葉になったのかというと、18世紀当時は黄鉄鉱と白鉄鉱が厳密に区別されていなかったことによる。
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