マルオツノトカゲとは? わかりやすく解説

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マルオツノトカゲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/21 01:08 UTC 版)

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マルオツノトカゲ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : イグアナ下目 Iguania
: イグアナ科 Iguanidae
亜科 : ツノトカゲ亜科 Phrynosomatinae
: ツノトカゲ属 Phrynosoma
: マルオツノトカゲ P. modestum
学名
Phrynosoma modestum
Girard, 1852
和名
マルオツノトカゲ
英名
Roundtail horned lizard

マルオツノトカゲ(丸尾角蜥蜴、学名Phrynosoma modestum)は、イグアナ科(ツノトカゲ科とする説もあり)ツノトカゲ属に分類されるトカゲ

分布

アメリカ合衆国アリゾナ州南東部、テキサス州西部、ニューメキシコ州南部)、メキシコ

形態

全長7-13cm。体側面に襞状の鱗は無く滑らか。尾の基部は幅広いが、途中から急に細くなり断面は丸くなる。

後頭部には短い角状の鱗がある。

生態

基底砂礫の荒地等に生息する。昼行性。危険を感じると体を平たくして相手をやり過ごす。

食性は動物食で、主にアリを食べる。

繁殖形態は卵生。5月に交尾し、6-7月に1回に約9個の卵を産む。卵は7-8月に孵化する。

人間との関係

ペット用として流通されることがあり、日本にも輸入されている。流通量は属内ではサバクツノトカゲに次いで多いが、大量には流通しない。飼育は難しい。テラリウムで飼育される。小型種ではあるが、底面積を重視した個体に対して大型のケージを用意する。床材として細かい砂を潜れるように厚めに敷く。強い光を好むため紫外線照射量の多いフルスペクトルライトやメタルハライドランプ等を点灯する。また小型の電球をケージ内の一部に照射し、高温になる場所を作る。水容器は設置してもそこから水を飲むことは少なく、湿度が上昇するため基本的には設置しない。給水は朝や照明を点灯した際にケージの壁面に霧吹きをしたり、口先へスポイトを使って直接与える。餌はアリに限定されないが小型のコオロギ等を大量に与える。餌にはカルシウム剤等のサプリメントを振りかけて栄養価を上げる。

関連項目

  • ツノトカゲ属

参考文献

  • 千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800種図鑑』、ピーシーズ、2002年、34頁。
  • 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ1 アガマ科&イグアナ科』、誠文堂新光社、2004年、89頁。




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