マリーズビル (ペンシルベニア州)とは? わかりやすく解説

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マリーズビル (ペンシルベニア州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/22 04:45 UTC 版)

マリーズビル
Murrysville
マリーズビル
ペンシルベニア州内の位置
北緯40度26分5秒 西経79度39分24秒 / 北緯40.43472度 西経79.65667度 / 40.43472; -79.65667
アメリカ合衆国
 ペンシルベニア州
ウェストモアランド郡
入植 1788年(フランクリン・タウンシップとして)
政府
 • 首長 ロバート・J・ブルックス
 • 首席管理官 ジェイムズ・R・モリソン
面積
 • 合計 37 mi2 (100 km2)
標高
1,110 ft (338.3 m)
人口
(2020年)
 • 合計 21,006人
  [1]
等時帯 UTC-5 (東部標準時)
 • 夏時間 UTC-4 (東部夏時間)
ウェブサイト www.murrysville.com
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マリーズビル: Murrysville)は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州ウェストモアランド郡にある町(ボロ)。人口は2万1006人(2020年)。1976年8月にホームルール自治体となった。

地理

マリーズビルは 北緯40度26分5秒 西経79度39分24秒 / 北緯40.43472度 西経79.65667度 / 40.43472; -79.65667 (40.434828, -79.656724)に位置している[2]。ピッツバーグ市からは東にアメリカ国道22号線で約20マイル (32 km) にあり[3]、ウェストモアランド郡とアレゲニー郡の郡境のすぐ東に位置している。マリーズビルは、モンロービルにある州間高速道路376号線の東端で、アメリカ国道22号線の東行き標識に明示される行き先となっている。

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、領域全面積は36.9平方マイル (96 km2)であり、このうち陸地36.9平方マイル (96 km2)、水域率は0.03%である

マリーズビルの中にある地区としては、マリーズビルハイツ、ヘザーハイランズ、フランクリンエステイツ、ダニングタウン、ニューロンズバーグ、リンガータウン、サーディス、ホワイトバレーがある。別の自治体であるイクスポート・ボロがマリーズビルに取り囲まれる形で存在している。

政府

マリーズビルは2年毎に改選される首長が統治しており、行政と管理の権限をもっている。また7人の委員で構成され、立法権限がある立法委員会があり、委員の任期は4年間である[4]

1970年代半ばに、マリーズビルはタウンシップから、ボロ、ホームルール自治体と3つの形態を経験し、さらに名称もフランクリン・タウンシップからフランクリン・ボロ、マリーズビル・ボロ、マリーズビル自治体と3度も変えた。1976年からマリーズビル自治体としてホームルール憲章の下に運営されている。

人口動態

人口推移
人口
1930 3,535
1940 3,797 7.4%
1950 4,937 30.0%
1960 8,517 72.5%
1970 12,244 43.8%
1980 16,036 31.0%
1990 17,240 7.5%
2000 18,872 9.5%
2010 20,079 6.4%
2020 21,006 4.6%
source:[5]

以下は2000年国勢調査による人口統計データである[6]

基礎データ

  • 人口: 18,872 人
  • 世帯数: 7,083 世帯
  • 家族数: 5,630 家族
  • 人口密度: 197.3人/km2(511.0 人/mi2
  • 住居数: 7,396 軒
  • 住居密度: 77.3軒/km2(200.3 軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 24.9%
  • 18-24歳: 4.9%
  • 25-44歳: 24.3%
  • 45-64歳: 30.3%
  • 65歳以上: 15.6%
  • 年齢の中央値: 43歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 97.9
    • 18歳以上: 93.1

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 34.5%
  • 結婚・同居している夫婦: 71.8%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 5.5%
  • 非家族世帯: 20.5%
  • 単身世帯: 18.4%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 9.0%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.63人
    • 家族: 3.01人

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 64,071米ドル
    • 家族: 72,740米ドル
    • 性別
      • 男性: 58,553米ドル
      • 女性: 32,567米ドル
  • 人口1人あたり収入: 32,017米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 2.8%
    • 対家族数: 2.2%
    • 18歳未満: 3.1%
    • 65歳以上: 3.9%

教育

マリーズビルの公共教育はフランクリン地域教育学区が管轄している。この学区は小学校3校、中学校1校、高校1校、計5校を運営している。フランクリン地域高校は「ペンシルベニア州で成績の良い公立高校50傑」に挙げられている[7]。マリーズビルは犯罪率が平均より低いが、2014年4月9日、フランクリン地域高校で無差別殺傷事件が起こり、生徒と守衛の21人が負傷した[7][8]

私立学校は、マザー・オブ・ソローズ・カトリック学校がある[9]

著名な出身者

地元の特徴

ヘイメイカー・ガス井戸は国内初の商業用天然ガス井戸となった。世界最大の産出量を誇った時期もあった[10]

1933年からマリーズビルの綴りを樹木を使って表した標識がある[11]。この表示は地元のボーイスカウトが文字の形に植樹して作った。場所は大きな丘の上にあるので、国道22号線をモンロービルとの町境から入ってくると見ることができる。1947年、"Ripley's Believe It Or Not" とする樹木の表示ができ、世界最大の樹木による標識となった[12]。現在では世界最大でも国内最大でもなくなった[13]。マリーズビルの "Y" 字はヘイメイカーガス井戸を指し示している。

脚注

  1. ^ Quickfacts.census.gov”. 2024年3月5日閲覧。
  2. ^ US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990”. United States Census Bureau (2011年2月12日). 2011年4月23日閲覧。
  3. ^ Murrysville: United States”. Geographical names. 2014年4月9日閲覧。
  4. ^ Murrysville Council Archived 2012年5月12日, at the Wayback Machine.
  5. ^ About Murrysville”. Municipality of Murrysville. 2013年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年3月9日閲覧。
  6. ^ American FactFinder”. United States Census Bureau. 2008年1月31日閲覧。
  7. ^ a b Alex Johnson (2014年4月9日). “Five Questions About Alex Hribal and the Pennsylvania School Stabbings”. NBC News. 2015年7月14日閲覧。
  8. ^ Up to 22 people stabbed at Pennsylvania high school
  9. ^ Mother of Sorrows Catholic School
  10. ^ http://www.explorepahistory.com/hmarker.php?markerId=436
  11. ^ "Murrysville"
  12. ^ Cleary, Caitlin (2005年6月6日). “Murrysville landmark is fading from view”. Pittsburgh Post-Gazette. http://www.post-gazette.com/pg/05157/516504.stm 
  13. ^ "Luecke", near San Antonio, Texas, is much larger.

外部リンク




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