マラキについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/28 14:13 UTC 版)
筆者の名とされる「マラキ」(マラキ1:1 以下、マラと略記)とはヘブライ語で「私の使者」、「私の天使」という意味である。本書中には、筆者についての情報は名前以外には与えられない。また、マラキとは単純に神の使者を意味すると考えることも出来る。(マラ3:1)タルムードには「グレートシナゴーグ」の一員であったと記されているが詳細は定かではない。 ジャン・カルヴァンは、「マラキ」はエズラの名字であるとしている(但し確定できる証拠はない)。また捕囚帰還民であったモルデカイの仲間の1人であるとする説も存在する。 このように諸説はあるが、「マラキ」自体は人名ではなく、匿名の預言者によってこの書が著されたとするのが通説である。
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