マラカイボカエルガメとは? わかりやすく解説

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マラカイボカエルガメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/29 18:47 UTC 版)

マラカイボカエルガメ
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 曲頸亜目 Pleurodira
: ヘビクビガメ科 Chelidae
: カエルガメ属 Phrynops
亜属 : Batrachemys
: マラカイボカエルガメ
P. zuliae
学名
Phrynops zuliae
Pritchard & Trebbau, 1984
和名
マラカイボカエルガメ
英名
Zulia toad-headed turtle

マラカイボカエルガメ学名Phrynops zuliae)は、ヘビクビガメ科カエルガメ属に分類されるカメ。別名ズリアカエルガメ

分布

模式標本の産地(模式産地)はEdo. zulia(エクアドル)で、種小名zuliaeや別名の由来になっている。

エクアドルマラカイボ湖南西部)固有種

形態

最大甲長28cm。背甲は扁平、上から見ると細長い。背甲の色彩は暗褐色一色。腋下甲板鼠蹊甲板は小型で、腋下甲板がない個体もいる。腹甲の色彩は黄色。

頭部は非常に大型。喉に左右に1本ずつ髭状の突起がある。頭部の背面の色彩は灰色、腹面の色彩は淡黄色や白。吻端から鼓膜にかけて黒い1本の縦縞が入る。

生態

河川の周囲にある湿地に生息する。水中の堆積物に潜り込んでいることが多いが、陸上で活動することもある。

食性は動物食で、昆虫類(タガメ類)を食べた例がある。カエルガメ属で頭部が大型化する種は貝類を食べるため、本種も貝類が食性に含まれると考えられている。

繁殖形態は卵生。

人間との関係

分布が極めて限定され、生息数の少ない種と考えられている。

関連項目

参考文献

  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ2 アマゾン』、講談社2001年、169頁。
  • 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ1 アメリカ大陸のミズガメ』、誠文堂新光社2005年、87頁。
  • 安川雄一郎 「曲頸類総覧(後編)」『クリーパー』第26号、クリーパー社、2005年、36頁。

外部リンク




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