マニュライフ・ファイナンシャル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 15:00 UTC 版)
「マニュライフ生命保険」の記事における「マニュライフ・ファイナンシャル」の解説
マニュライフ・ファイナンシャルは1887年、カナダで前身となる「マニュファクチャラーズ・ライフ・インシュアランス・カンパニー」として創立された。当時のカナダは、隣接するアメリカの南北戦争終結後の産業革命を受け、工場労働者(マニュファクチャラーズ)が急速に増えていた時期であった。 カナダ初代首相であったジョン・A・マクドナルドが、社会保障を補う目的で民間生命保険会社の設立趣旨に賛同し、同社の初代社長に就任して営業を始めた。そのため、同社はカナダの国策として設立された会社と説明されることがしばしばある。 マニュライフ・ファイナンシャルとその子会社の管理運用資産は、2013年6月30日現在、5,670億カナダドル(5,390億米ドル)となっている。 カナダおよびアジア地域ではマニュライフ・ファイナンシャル(マニュライフ)として、アメリカにおいては主にジョン・ハンコック・フィナンシャル(英語版)ブランドで事業展開を行っている。これは2003年にマニュライフがジョン・ハンコックフィナンシャルサービスを買収し傘下に収めたためである。 マニュライフ・ファイナンシャルは、トロント証券取引所、ニューヨーク証券取引所およびフィリピン証券取引所においては「MFC」の銘柄コードで、香港証券取引所では「945」で取引されている。世界各地の機関投資家に対し資産運用サービスの提供も行っている。 マニュライフ・ファイナンシャルは、2017年に創業130周年を迎えた。
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