マチルドの泉の伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/20 15:27 UTC 版)
イタリアはトスカーナ地方のマチルド・トスカニー伯爵夫人(Mathilde de Toscane)がこの地を訪れ、谷にあった泉のほとりに腰掛けていたところ、亡き夫の形見である結婚指輪を泉へ落としてしまった。夫人は聖母マリアに祈りを捧げ「指輪がかえってきたならば、この地に修道院を建てます」と祈願した。すると一匹の鱒(ます)が指輪をくわえ水面へと姿を現したのである。マチルド夫人は喜び驚いて「本当にここは黄金の谷!(Val d'Or)だわ!」と叫んだ。これにちなんで、この一帯をオルヴァル(Orval)と呼ぶようになった。
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