マキノー島とは? わかりやすく解説

マキノー島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/17 10:27 UTC 版)

マキノー島
所在地 アメリカ合衆国ミシガン州
所在海域 ヒューロン湖
座標 北緯45度51分40秒 西経84度37分50秒 / 北緯45.86111度 西経84.63056度 / 45.86111; -84.63056
面積 9.779 km²
海岸線長 約13 km
最高標高 (湖面から98m)271 m
プロジェクト 地形
テンプレートを表示

マキノー島(マキノーとう、マッキノー島(マッキノーとう)、Mackinac Island)はヒューロン湖に浮かぶのひとつである。アメリカ合衆国ミシガン州に属し、アッパー半島ロウアー半島を隔てるマキノー海峡のすぐ東側に位置する[1] 。面積は約9.8km²

砦から見た市街

かつてこの島は五大湖毛皮交易における重要な拠点としての役割を果たしていた。そのため、アメリカ独立戦争の最中にイギリスによってマキナック砦(マキノー砦)が築かれ、米英戦争において2度の会戦の場となった[2]

19世紀後半からは人気のある観光地となり、「サマーコロニー」として利用されるようになった。現在も島の定住者が523人(2000年調査)であるのに対して、毎年夏のピーク時には1日に約15,000人もの人々が訪れている。ヴィクトリアン調のホテル「グランドホテル」が有名。なお、島内では自動車の使用は禁止されており、移動手段は徒歩自転車馬車となる[3]

島の大部分である82%がマキノー島州立公園に指定されている[4]

ある日どこかで

1979年5月から8月の間で、映画『ある日どこかで』(監督ヤノット・シュワルツ)の撮影が行われた。上述のグランドホテルもロケ地として使用され、映画にもグランドホテルとして登場している。

上述のように島内では自動車の使用が禁止されているため、特別に許可された自動車一台の使用を除き、撮影機材の移動には馬車を使い、スタッフ、キャストは自転車を利用した。また、撮影中もグランドホテルは通常の営業を続け、宿泊客がエキストラとしてロケに協力した[5]

グランドホテルでは、毎年、『ある日どこかで』を記念したイベント、「Somewhere in Time Weekend」を開催している。2014年は10月23日~10月26日が予定されている[6]

脚注

  1. ^ National Historic Landmark Nomination - Mackinac Island” (PDF). United States Department of the Interior. 2008年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年3月21日閲覧。
  2. ^ Petersen, Eugene T.. “High Cliffs”. Mackinac.com. 2009年3月21日閲覧。
  3. ^ クルマ生活が当たり前のアメリカに「クルマ禁止」の街があった! じわりアメリカに広がる「クルマ離れ」の意識 | 自動車情報・ニュース WEB CARTOP” (2023年8月17日). 2023年8月17日閲覧。
  4. ^ Petersen, Eugene T.. “A Historic Treasure Preserved”. Mackinac.com. 2009年3月21日閲覧。
  5. ^ 『ある日どこかで』DVD(特典メニュー)「インタビュー」及び「ジュノー・シュウォーク監督による音声解説」による。
  6. ^ grandhotel.com/specialsによる。

関連項目





固有名詞の分類

このページでは「ウィキペディア」からマキノー島を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からマキノー島を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からマキノー島 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マキノー島」の関連用語

マキノー島のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マキノー島のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマキノー島 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS