ボーイズ・アンド・ガールズ (アルバム)とは? わかりやすく解説

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ボーイズ・アンド・ガールズ (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/20 15:08 UTC 版)

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『ボーイズ・アンド・ガールズ』
ブライアン・フェリースタジオ・アルバム
リリース
録音
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専門評論家によるレビュー
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ブライアン・フェリー アルバム 年表
  • ボーイズ・アンド・ガールズ
  • (1985年 (1985)
ブライアン・フェリー・アンド・ロキシー・ミュージック名義
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ボーイズ・アンド・ガールズ』(Boys and Girls)は、イングランドロックミュージシャンブライアン・フェリー1985年に発表した6作目のソロ・アルバムである[1][注釈 1]

解説

経緯

1983年にロキシー・ミュージックが解散した[2]後、フェリーは前作『ベールをぬいだ花嫁』(1978年)以来、約5年ぶりに新作ソロ・アルバムの制作に取り掛かった。彼はプロデューサーにレット・デイヴィスを迎えて1984年にレコ―ディングを開始したが、同年に父親を失って作業を中断せざるを得なかった。

本作は7か所のスタジオ[注釈 2]デヴィッド・ギルモアマーク・ノップラーナイル・ロジャーストニー・レヴィンデイヴィッド・サンボーンら総勢30人ものミュージシャンを迎えて2年の歳月をかけてようやく完成し、1985年6月に発表された。

内容

前々作に当たる通算4作目『イン・ユア・マインド (あなたの心に)』(1977年)に続いて、自作の新曲だけで構成された。

1985年4月、アルバム発表に先立って「スレイヴ・トゥ・ラヴ」がシングルで発表され[3]全英シングルチャートで最高位10位を記録[4]。本作は6月に発表され、全英アルバムチャートで2週間首位を記録し、チャートに10か月間留まった[5]。同年8月にデイヴィスとの共作「ドント・ストップ・ザ・ダンス」、11月に「ウィンドスウェプト」がシングル・カットされ[6][7][注釈 3]、全英シングルチャートでそれぞれ最高位21位、46位を記録した[8]

収録曲

オリジナルLP

Side One
# タイトル 作詞・作曲 時間
1. 「センセイション Sensation」 Bryan Ferry
2. 「スレイヴ・トゥ・ラヴ Slave To Love Ferry
3. 「ドント・ストップ・ザ・ダンス Don't Stop The Dance Ferry, Rhett Davies
4. 「ウェイスト・ランド A Waste Land」 Ferry
5. 「ウィンドスウェプト Windswept Ferry
合計時間:
Side Two
# タイトル 作詞・作曲 時間
1. 「ザ・チョーズン・ワン The Chosen One」 Bryan Ferry
2. 「ヴァレンタイン Valentine」 Ferry
3. 「ストーン・ウーマン Stone Woman」 Ferry
4. 「ボーイズ・アンド・ガールズ Boys And Girls」 Ferry
合計時間:

CD

# タイトル 作詞・作曲 時間
1. 「センセイション Sensation」 Bryan Ferry
2. 「スレイヴ・トゥ・ラヴ Slave To Love Ferry
3. 「ドント・ストップ・ザ・ダンス Don't Stop The Dance Ferry, Rhett Davies
4. 「ウェイスト・ランド A Waste Land」 Ferry
5. 「ウィンドスウェプト Windswept Ferry
6. 「ザ・チョーズン・ワン The Chosen One」 Ferry
7. 「ヴァレンタイン Valentine」 Ferry
8. 「ストーン・ウーマン Stone Woman」 Ferry
9. 「ボーイズ・アンド・ガールズ Boys And Girls」 Ferry
合計時間:

参加メンバー

参加ミュージシャンの名前は名字のアルファベット順に列記されており、各々が演奏した楽器名と収録曲名は記載されていない。


Engineers
Assistants
  • Benjamin Armbrister
  • Carb
  • Steve Churchyard
  • Randy Ezratty
  • Dave Greenberg
  • Kevin Killen
  • Mike Krowiak
  • Bruce Lampcov
  • John Levell
  • Heff Moraes
  • Peter Revill
  • Kendal Stubbs
  • Mastered by Bob Ludwig at Masterdisk (New York City)
  • Mixed by Bob Clearmountain
  • Produced by Rhett Davies and Bryan Ferry
  • Art Direction: Bryan Ferry and Simon Puxley
  • Photography: Antony Price
  • Artwork by Cream

ライヴ・エイド

同年7月13日、フェリーはウェンブリー・スタジアムで開催されたライヴ・エイドに出演した。バンドのメンバーは本作の制作に参加したニール・ハバード(ギター)、デヴィッド・ギルモア(ギター)、チェスター・ケイメン(ギター)、アンディ・ニューマーク(ドラム)、マーカス・ミラー(ベース)、ジミー・マーレン(パーカッション)、ジョン・カリン(キーボード)、ミシェル・コブス(ヴォーカル)、エドナ・ホルト(ヴォーカル)、フォンジ・ソ―ントン(ヴォーカル)だった。

本作の「センセイション」、「ボーイズ・アンド・ガールズ」、「スレイヴ・トゥ・ラヴ」、ロキシー・ミュージック時代のヒット曲であるジョン・レノンの「ジェラス・ガイ」の計4曲が演奏された。

脚注

注釈

  1. ^ "For My Father Frederick Charles Ferry 1908-1984"と記載されている。
  2. ^ そのうち一箇所ではミキシングが行なわれた。
  3. ^ 以上3作のシングルのB面収録曲は、それぞれフェリー作の「ヴァレンタイン」、「ノクターン」、ヴァン・モリソン作の「クレイジー・ラヴ」で、いずれもアルバム未収録曲である。

出典

  1. ^ Buckley (2004), p. 258.
  2. ^ Buckley (2004), p. 256.
  3. ^ Discogs”. 2024年11月22日閲覧。
  4. ^ Buckley (2004), p. 260.
  5. ^ Buckley (2004), p. 261.
  6. ^ Discogs”. 2024年11月22日閲覧。
  7. ^ Discogs”. 2024年11月22日閲覧。
  8. ^ Buckley (2004), pp. 260, 356.

引用文献

  • Buckley, David (2004). The Thrill of It All: The Story of Bryan Ferry & Roxy Music. London: Andre Deutsch. ISBN 0-233-05113-9 



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