キース・スコット_(ミュージシャン)とは? わかりやすく解説

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キース・スコット (ミュージシャン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/08 07:22 UTC 版)

キース・スコット
Keith Scott
2003年マドリードでのライブ
基本情報
生誕 (1954-07-20) 1954年7月20日(69歳)
カナダ ブリティッシュコロンビア州 バンクーバー
ジャンル ロックハードロックソフトロック
職業 ミュージシャンギタリスト
担当楽器 ギターベースバッキング・ボーカル
活動期間 1971年 - 現在
共同作業者 ブライアン・アダムス、The Fontanas、ジャン・アーデン英語版

キース・スコットKeith Douglas Scott)はカナダギタリスト。長年に渡りリード・ギタリストとしてブライアン・アダムスのサウンドを支える盟友である[1]。アダムス以外にもシェールティナ・ターナーブライアン・フェリートム・コクランクレイグ・ノーシー英語版ジョアン・ペドロ・パイス英語版ジャン・アーデン英語版など数多くのミュージシャンと共演している。

生い立ちとキャリア初期

スコットは1954年ブリティッシュコロンビア州バンクーバーに産まれた。父親がジャズピアノを、母親もボーカルを嗜む音楽一家であった。少年時代にアコースティックギターを習い始めたスコットは、17歳のとき1960年代のフェンダー・ストラトキャスターを中古で入手し愛機とした。ストラトキャスターはスコットに多大な影響を与えたミュージシャン、ジミ・ヘンドリックスエリック・クラプトンジェフ・ベックらが愛用したギターでもあった[2]。 学友とのバンド活動を経てBowser MoonやThe Handley Page Group、あるいはZingoなどのバンドと活動を共にする頃には、ナイトクラブで年間300回以上のステージを熟すまでになっていた[3]

ブライアン・アダムス

ブライアン・アダムス曰く「スコットは歴史上最も過小評価されているギタリスト」である[4]。彼らがオンタリオ州で出会ったのは1976年の夏だった[3]。そして1970年代終わり頃から始まったレコーディングは二人に数々の成功をもたらし、今日までスタジオとライブで常に行動を共にする揺るぎないパートナーシップを築き上げた[5]。 2019年のインタビューでスコットは、今でもアダムスとの仕事が最優先であり、40年以上もファミリーとして活動できたことは光栄だと述べている[6]

ブライアン・アダムス(左)とスコット(2011年、インドベンガルールでのライブ)

演奏スタイルと影響

プレミア・ギター英語版の記事でベーシスト兼プロデューサーのヴィクター・ブローデンは、「スコットは僕に尽きる事の無いインスピレーションを与えてくれるよ。即興的なソロは誰もが一度か二度聴いたらすぐ口ずさめるよ。彼は、シンプルながらエモーショナルなメジャー・スケールのメロディを奏でて、そこに重厚なブルース色を加える。そしてライトハンドのアタックや明確なフィニッシュで締めくくる。僕はいつもそれに打ちのめされて、僕の作るベースラインもこうでありたいって願うんだ」と語った[7]

使用機材

グレッチは6120のスコットシグネチャーモデル「GS6120KS・キース・スコット・ナッシュビル・ゴールドトップ」を生産していた[8]。ブライアン・アダムスとのツアーではフェンダー・ストラトキャスターをメインで使用しており、1980年代の初期から中期はギブソン・レスポール、1980年代末頃にはフェンダー・テレキャスターも使用していた。エフェクターはアイバニーズのチューブスクリーマーのほか様々なBOSSペダルを使用している。

脚注

  1. ^ Jones, Allan. “PICTURES: Bryan Adams delivers a great concert at the BIC”. Bournemouth Daily Echo. 2019年11月3日閲覧。
  2. ^ Keith Scott Interview September 2011”. "2020-08-17"閲覧。
  3. ^ a b band Archive/Band Area”. bryanadams.com. 2009年6月7日閲覧。
  4. ^ Keith Scott, my loyal and humble friend and the most underrated guitarist ever”. Twitter. 2019年11月3日閲覧。
  5. ^ 'Get Up!': Bryan Adams Talks New Album, Guitars and Working with Jeff Lynne”. "2020-08-17"閲覧。
  6. ^ Keith Scott (キース・スコット) インタビュー April 2019”. www.museonmuse.jp. 2020年8月17日閲覧。
  7. ^ Brodén, Victor (2013年6月13日). “The Muse and the Guitarists That Spark It”. Premier Guitar. 2019年11月3日閲覧。
  8. ^ Gretsch Keith Scott Nashville Features Stunning Gold Top”. harmony-central.com (Winter 1999). 2010年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月7日閲覧。

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