ホルモン合成のステップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 02:22 UTC 版)
すべての副腎皮質からのホルモンはコレステロールから合成される。コレステロールはミトコンドリア内膜へステロイド産生急性調節タンパク質(STAR)によって運搬され、そこで酵素 CYP11A1によってプレグネノロンに変換される。したがって、副腎皮質の全3層でのホルモンの製造は、ミトコンドリアへのコレステロールの輸送とプレグネノロンへの変換によって制限される。プレグネノロンはプロゲステロンに脱水素化されるか、17-ヒドロキシプレグネノロンにヒドロキシル化されることができる。これまでのステップは多くのステロイド合成組織に起こるが、以下のステップは副腎皮質だけで起こる。 プロゲステロン→ (C21でヒドロキシル化) → デオキシコルチコステロン → (さらに2回のヒドロキシル化) → アルドステロン プロゲステロン→ (C17でヒドロキシル化) → 17-ヒドロキシプロゲステロン → (ヒドロキシル化) → デオキシコルチゾール → (ヒドロキシル化) → コルチゾール
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