ペディバステト1世の銅像
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「ペディバステト1世」の記事における「ペディバステト1世の銅像」の解説
ペドバスト1世を象った像の胴体部分。リスボンのカルーストグルベンキアン美術館所蔵。エジプト第三中期における美術様式の傑作の1つと謳われる 。1921年にCalouste Gulbenkianが古美術商Joseph Duveenを通じてFrederik Muller&Cieから購入した。 古代エジプト製の大型ブロンズ像の現存数は非常に少なく、第三中間期のものとしては唯一の例であるため、非常に高い希少価値を帯びている。ベルトの留め具と前垂れのの復元されたカルトゥーシュにはそれぞれ「ウセルマアトラー(アメンに選ばれし者)、ペディバステト(バステトの息子) 、メリアメン(アメンに愛されし者)」および「二つの土地、上下エジプトの支配者、アメンに選ばれし者にしてラーの息子、王冠の支配者なるペディバステト」とある。 具体的な出土地の情報は失われているものの、1880年にロシアの鑑定家兼収集家であるグリゴリー・ストロガノフ伯爵(1829-1910)のコレクションに最初に記録された。
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