ヘリコプターの選択ミス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 03:41 UTC 版)
「イーグルクロー作戦」の記事における「ヘリコプターの選択ミス」の解説
ここで問題となったのが、この作戦失敗の原因となったRH-53Dである。当初は全天候型であるHH-53を使用する筈であったが、空母への収容能力等で海軍が難色を示したため(機体格納用の折り畳み機能等を有していないため)、RH-53Dが使用された。ただしこのRH-53Dは掃海機であるため砂漠地帯での飛行には向いておらず、結果として途中でニミッツへ引き返した1機を残して全機損失または放棄することになってしまった。 さらに搭乗員は撤収する際、命令に反して機体を徹底的に破壊しなかったため、放棄された6機はイラン海軍に接収され(イラン海軍もRH-53Dを使用しており、部品取りに使ったと見られる)、同時に暗号書やイラン国内のアメリカ諜報組織の詳細を含む大量の機密情報がイラン側に流出してしまった。
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