プリンセスわかさ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/11 04:51 UTC 版)
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| プリンセスわかさ | |
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鹿児島湾を航行する「プリンセスわかさ」
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| 基本情報 | |
| 船種 | フェリー |
| 船籍 | |
| 所有者 | コスモライン |
| 運用者 | コスモライン |
| 建造所 | ヤマニシ(1033番船) |
| 信号符字 | JD2026 |
| IMO番号 | 9326287 |
| MMSI番号 | 431602284 |
| 経歴 | |
| 発注 | 2003年10月29日[1] |
| 進水 | 2004年 |
| 竣工 | 2004年 |
| 就航 | 2004年12月12日[1] |
| 現況 | 就航中 |
| 要目 | |
| 総トン数 | 1,844 トン |
| 載貨重量 | 580 DWT |
| 長さ | 88.93 m |
| デッキ数 | 4層 |
| 機関方式 | ディーゼル |
| 最大速力 | 19.50ノット |
| 旅客定員 | 222名(改造前494名) |
| 乗組員 | 16名 |
| 積載能力 | 10フィートコンテナ5個 |
| 車両搭載数 | バス3台、乗用車31台(改造前) |
プリンセスわかさは、コスモラインが運航するフェリー。船名は若狭姫伝説に由来する。
概要
撤退する九州商船のフェリー出島に代わって、種子島航路に参入するコスモラインが、高速船「ロケット」(ジェットフォイル)を運航するに当たって、海上運送法上の指定区間の要件を満たすため、ヤマニシで建造され、2004年12月12日に就航した。
2008年1月から3月にかけて、法定検査によるドック入りと合わせてトラック・バスなどの搭載数を増加する改造を受け、旅客定員が減少した。
航路
1日1往復。所要時間は3時間30分である。基本、日曜は運休(年末年始を除く)。ドック期間中は運休する。
設計
船体は4層構造で上部から、航海船橋甲板(4F・スカイデッキ)、船橋甲板(3F・プロムナードデッキ)、上甲板(2F・エントランスデッキ)、第二甲板(1F・カーデッキ)となっている。航海船橋甲板が操舵室および乗組員区画、船橋甲板が旅客区画、上甲板が旅客区画および乗組員区画、第二甲板が車両搭載区画となっている。
ランプウェイは第二甲板の船尾右舷に装備する。
船内
交通バリアフリー法に基づいて作成された鉄道・運輸機構の旅客船バリアフリー設計マニュアルに準拠したバリアフリー高度化船である。通常の船内設備に加えて、高齢者や身障者に対応した客室、多機能トイレ、車いす対応エレベーターなどのバリアフリー設備を備える。
2008年の改造工事により、エントランスデッキの船体中央にあった旅客室E・F、トイレ、ペットルーム、船員食堂、調理室、空調機室が撤去され、その部分のカーデッキの天井高が上げられた。 その前方にあった吹き抜けのエントランスホールも閉鎖され、船員食堂、調理室、空調機室が移設された。案内所、ペットルームはプロムナードデッキに移設された。旅客室Eは女性専用区画として運用されていた。また、就航時はエントランスホールで売店が営業していたが、2006年に休止となり、改造後は自動販売機のみとなった。
船室
- 特別室
- 特別室A(2名) - ツインルーム
- 特別室B(10名)
- 旅客室
- 旅客室A(12名) - カーペット敷、バリアフリー対応
- 旅客室B(40名) - 椅子席
- 旅客室C(100名) - カーペット敷
- 旅客室D(58名) - カーペット敷
設備
パブリックスペース
- プロムナードホール
- プロムナードラウンジ(フォワードサロン)
- スモーキングルーム
- ペットルーム
供食・物販設備
- 自動販売機(飲料・食品)
脚注
- ^ a b “会社概要・コスモライン”. コスモライン株式会社. 2016年2月24日閲覧。
外部リンク
- コスモライン - 船の案内
- MarineTraffic.com - PRINCESS WAKASA - 自動船舶識別装置(AIS)による現在位置表示
- プリンセスわかさのページへのリンク