プリム_(フリゲート)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > プリム_(フリゲート)の意味・解説 

プリム (フリゲート)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/11 00:23 UTC 版)

艦歴
起工 1942年8月1日
進水 1943年2月4日
就役 1943年5月16日
その後 1952年10月3日核実験「ハリケーン作戦」で破壊
性能諸元
排水量 基準 1,370トン
満載 1,830トン
全長 301 ft 3 in (91.8 m)
全幅 36 ft 6 in (11.1 m)
吃水 13 ft (4 m)(満載)
機関 アドミラルティ3胴式水管缶 ×2
3段膨張式往復蒸気機関 5500馬力、2軸
最大速力 20ノット
航続力 7,500カイリ(15ノット)
乗員 140人
兵装 102 mm速射砲 1門
20 mm機関砲 10門(最大)
ヘッジホッグ 1基
爆雷 150発(最大)

プリム (HMS Plym, K271) はイギリスリバー級フリゲート

1943年から1952年までイギリス海軍に就役していた。ペナント・ナンバーはK271。イギリス最初の核実験のプラットフォームとして使用された。

建造

イギリス海軍のリバー級フリゲートのグループIIの1隻として、スミス・ドック社サウス・バンク・オン・テスで建造された。起工は1942年8月1日、進水は1943年2月4日、就役は1943年5月16日であった。

艦名はイングランドデヴォン州のプリマスにおいてイギリス海峡に注ぐプリム川英語版の名に基づくものである。

戦歴

第二次世界大戦においては主に大西洋における船団護衛に従事した。

1943年には僚艦バン(K256)、テヴィオット(K222)、トレント(K243)とともに、ビルマ方面に重要な増援を運ぶ輸送船団WS-33の対潜護衛を行いつつ、10月9日に南アフリカに到着した。

ハリケーン作戦

プリムは核実験ハリケーン作戦」におけるイギリス最初の核爆発プラットフォームとして使われた。この実験では25キロトン原爆が使用され、1952年10月3日の現地時間9時30分の数秒前、西オーストラリア州モンテベロ諸島にあるトリムイユ(Trimouille)島から約400メートルの地点で爆発した。この爆発により、プリムはわずかな破片を残して一瞬のうちに蒸発した。

核実験のデータ収集は、爆発が地面に立てられた塔の上か、または海面で行われることによって単純化されるが、この爆発は核兵器が船に隠されてイギリスの港へ持ち込まれる場合の影響をシミュレーションするために、プリムの艦内で行われた。当時、それは現実的にありうることと考えられていた。

参考文献

外部リンク


「プリム (フリゲート)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「プリム_(フリゲート)」の関連用語

プリム_(フリゲート)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



プリム_(フリゲート)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのプリム (フリゲート) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS