プラサット・スゥル・プラット
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プラサット・スゥル・プラット(Prasat Suor Prat、クメール語: ប្រាសាទសួព្រ័ត)は、カンボジアのシェムリアップ近郊に位置するアンコール遺跡群のうち、アンコール・トムにある象のテラスの前方に連なる12基の塔である。王宮から勝利の門へと続く王道の前面にあり、12世紀末に、ジャヤーヴァルマン7世(在位1181-1220年)によって建造されたバイヨン様式の塔群であるとされるが[1]、正確な年代は不明である[2]。「綱渡りの塔」(英語: Towers of Cord Dancers)とも呼ばれ、それは祭典の際に、綱渡りをテラスにいる王に見せたという伝説によるが、これらの塔の目的についても諸説ある[1]。
- ^ a b c d e f Rooney, Dawn F. (2011). Angkor: Cambodia's Wondrous Khmer Temples (6th ed.). Odissey. p. 356. ISBN 978-962-217-802-1
- ^ a b c d e f g h 日本国政府アンコール遺跡救済チーム (JSA) 編 『プラサート・スープラ塔修復工事報告書』日本国際協力センター (JICE)、2005年。
- ^ a b c 波田野直樹 『アンコール遺跡を楽しむ』(改訂版)連合出版、2007年、131-132頁。ISBN 978-4-89772-224-5。
- ^ a b 石澤良昭 『アンコール・王たちの物語』日本放送出版協会〈NHKブックス〉、2005年、169頁。ISBN 4-14-091034-8。
- ^ 周達觀 『真臘風土記』「争訟」の条
- ^ “日本国政府によるアンコール遺跡救済事業”. 在カンボジア日本国大使館 (2017年3月). 2015年2月1日閲覧。
- 1 プラサット・スゥル・プラットとは
- 2 プラサット・スゥル・プラットの概要
- 3 修復
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