ブルー・トレイン (ジャズ)とは? わかりやすく解説

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ブルー・トレイン (ジャズ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/04/07 12:47 UTC 版)

Blue Train
ジョン・コルトレーンスタジオ・アルバム
リリース 1957年
録音 1957年9月15日
ジャンル ジャズ
時間 42:15
レーベル ブルーノート
プロデュース アルフレッド・ライオン
専門評論家によるレビュー

ブルー・トレイン』(Blue Train )は、ジャズサックス奏者ジョン・コルトレーン1957年に発表したアルバム、及びその冒頭に収録されているコルトレーン作の楽曲。コルトレーンのリーダー・アルバムとしては唯一ブルーノートから発売された作品で、レコード番号はST-1577。同社のアルバムの中でも人気の高い「1500番台」のシリーズの一つ。

解説

コルトレーンは、バンド・リーダーとしてデビューする少し前、ブルーノートの創設者であるアルフレッド・ライオンに会いに行った。理由は金目当てともソプラノ・サックスの勉強とも言われ、コルトレーンは金とレコードを持って帰った。アルフレッドはコルトレーンと専属契約しようと考えていたが、その後コルトレーンはプレスティッジ・レコードと契約してしまい、アルフレッドは悔しがったという。しかしコルトレーンはアルフレッドとの約束を果たすため、アルバムのアイデアを温め続け本アルバムのレコーディングを行う。

アルフレッドは、本作制作に当たってコルトレーンの意向を尊重した。その結果、コルトレーン自身がほとんどの楽曲を作曲。また、ベースドラムマイルス・デイヴィス・バンドでの仲間、トロンボーンは旧知のカーティス・フラーといった具合に、サイドメンの人選もコルトレーン主導であった。

「モーメンツ・ノーティス」は、後にマイク・スターンが度々カバーした。また歌手ハリー・コニック.Jrがソロ・ピアノでこの曲をカバーしたこともある。

なお、コルトレーンは、本作以前にもポール・チェンバースのサイドマンとしてブルーノートでレコーディングを行っている。

収録曲

  1. ブルー・トレイン - Blue Train(John Coltrane)
  2. モーメンツ・ノーティス - Moment's Notice(Coltrane)
  3. ロコモーション - Locomotion(Coltrane)
  4. アイム・オールド・ファッションド - I'm Old Fashioned(Kern, Mercer)
  5. レイジー・バード - Lazy Bird(Coltrane)

演奏メンバー




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