ブルドン管ゲージ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 08:39 UTC 版)
ブルドン管ゲージ (Bourdon gauge) 内部には、曲げて先を塞いだ金属管が内蔵されている。圧がかかると曲がりが伸びるため、その度合いに連動させて針を回転させて圧力を表示する。 表示盤のガラス窓と、ケースを外したブルドン管ゲージ。これは自動車の検査用で、陽圧、陰圧のどちらも測定可能である。 発明したのはフランスのウジェーヌ・ブルドン(Eugene Bourdon(英語版))で、1849年に特許を取得している。 圧力を検知する部品 (ブルドン管)は、片端を塞いで円く曲げられたパイプであり、開いた側の端が圧力を測定する場所につながっている。圧が上がると曲がりが伸び、圧が下がると再び曲がりが戻る。この動きを、ギアで針に伝達 (リンク)する。針は一端が回転軸とつながっており、圧力に応じて先が回転する。表示板にはその回転の度合いが読み取れるように目盛りが刻んである。 また、両端を塞いだブルドン管もある。これは気圧計として使用するもので、外圧によってブルドン管の曲がり具合が変化する。差圧ブルドン管というものもある。これは、2つのブルドン管を使用するもので、これを機械的に繋ぐことで差圧を表示することができる。
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