フランス放送フィルハーモニー管弦楽団とは? わかりやすく解説

フランス放送フィルハーモニー管弦楽団

(フランス放送新フィルハーモニー管弦楽団 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/01 06:13 UTC 版)

フランス放送フィルハーモニー
管弦楽団
旧本拠地のサル・プレイエル
基本情報
原語名 Orchestre philharmonique de Radio France
出身地 フランスパリ
ジャンル クラシック音楽
活動期間 1976年 -
公式サイト Orchestre philharmonique de Radio France
メンバー 音楽監督
ミッコ・フランク
次期音楽監督(2026/2027~)
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン[1][2]

フランス放送フィルハーモニー管弦楽団(フランスほうそうフィルハーモニーかんげんがくだん、Orchestre philharmonique de Radio France)は、フランスパリにある放送局ラジオ・フランス(Radio France)付属のオーケストラ。正式名称からラジオ・フランス・フィルとも呼ばれる。

また、しばしばフランス“国立”放送フィルハーモニー管弦楽団と表記される場合もあるため、同じくラジオ・フランスが管理・運営するフランス国立管弦楽団(Orchestre national de France)(旧名:フランス国立放送管弦楽団)と混同されがちであるが、両者は設立当初から現在に至るまで全くの別団体である。

概要

1976年に、フランス公共放送フィルハーモニー管弦楽団(Orchestre philharmonique de ORTF)、リリック放送管弦楽団(Orchestre radio-lyrique)、フランス公共放送室内管弦楽団(Orchestre de chambre de ORTF)の3団体が合併し、フランス放送新フィルハーモニー管弦楽団(Nouvel Orchestre philharmonique de Radio France)として発足。1989年に、現楽団名に改称した[3]

歴代の指揮者として、ジルベール・アミエマニュエル・クリヴィヌ(首席客演指揮者)、マレク・ヤノフスキチョン・ミョンフンらがおり、2015年よりミッコ・フランクが音楽監督に就任している[4]

録音

代表的なレコーディングとして、ヤノフスキ指揮でメシアントゥランガリーラ交響曲』や、アルミン・ジョルダン指揮でラロイスの王様』、チョン・ミョンフン指揮でラヴェルダフニスとクロエ』、佐渡裕指揮でバーンスタイン交響曲第3番『カディッシュ』などがある。

歴代首席指揮者等

脚注

  1. ^ パリ発 〓 ヤープ・ファン・ズヴェーデンがフランス放送フィルの次期音楽監督に”. 月刊音楽祭. 楽壇ニュース. 2025年1月16日閲覧。
  2. ^ Jaap van Zweden” (フランス語). radio france. 2025年1月16日閲覧。
  3. ^ 世界のオーケストラ(2)上 ~パン・ヨーロピアン 編~ 2017, p. 139-141「35.フランス放送フィルハーモニック管弦楽団」.
  4. ^ 世界の名門オーケストラ 2020, p. 123 フランス放送フィルハーモニー管弦楽団.
  5. ^ Mikko Franck poursuit l'aventure avec le Philharmonique de Radio France” (フランス語). radio france. 2025年1月16日閲覧。

参考文献

  • ONTOMO MOOK『世界の名門オーケストラ』音楽之友社、2020年。 
  • 上地 隆裕著『世界のオーケストラ(2)上 ~パン・ヨーロピアン 編~』株式会社 芸術現代社、2017年。ISBN 978-4-87463-206-2 

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