フランク王国の介入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/27 19:02 UTC 版)
「フランク・西ゴート戦争」の記事における「フランク王国の介入」の解説
ブルグント王グンドバトの兄弟のゴデギセルは、グンドバトから王位を奪おうとして、義兄弟のクロヴィス1世に毎年の貢納と領土割譲を約束して味方に引き入れた。これを受け、500年にフランク軍がブルグント王国に侵攻した。グンドバトはゴデギセルに支援を求め、兄弟そろって侵入者の撃退に向かった。3つの軍がディジョンで衝突したとき、グンドバトは自身の軍がフランク軍だけでなくゴデギセル軍からも攻撃されているのに気づき、アヴィニョンに逃げた。勝利したゴデギセルはヴィエンヌに戻って王位を手に入れたが、クロヴィス1世はこれで満足せず、進軍を続けてアヴィニョンを包囲した。長きにわたる包囲戦の末、アヴィニョン市のローマ人の行政長官で将軍でもあったアリディウスがクロヴィス1世を説得し、アヴィニョンは占領されずに済んだ。クロヴィス1世はグンドバトにも毎年の貢納を約束させて和議を結び、フランク王国に帰っていった。
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