フライホイール効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/31 00:42 UTC 版)
「気筒休止エンジン」の記事における「フライホイール効果」の解説
気筒休止エンジンでは、気筒停止中のピストンも上昇・降下を繰り返す。そのため、気筒休止に移った瞬間において、下死点付近でバルブが閉じた場合は内部の空気が圧縮されるが、次の行程では圧縮された空気によってピストンが押し返される。逆に、上死点付近でバルブが閉じた場合は負圧として働く。このため、クランクシャフトの回転エネルギーを圧縮空気(負圧)に変換して蓄える形の、一種のフライホイールとして機能する。直列4気筒エンジンではアイドリング時などはフライホイールを大きくした場合と同じ効果により安定するが、V型6気筒では片バンクを停止させるため、振動が大きくなり、アイドリング時は気筒停止させていない。
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