フクロモモンガ科とは? わかりやすく解説

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フクロモモンガ科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/17 23:03 UTC 版)

フクロモモンガ科
フクロモモンガ Petaurus breviceps
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
亜綱 : 獣亜綱 Theria
: 双前歯目 Diprotodontia
上科 : フクロモモンガ上科 Petauroidea
: フクロモモンガ科 Petauridae
Bonaparte, 1838

フクロモモンガ科(Petauridae)は、哺乳綱双前歯目に属するの1つ。リングテイル科やフクロミツスイ科Acrobatidaeとともにフクロモモンガ上科を形成している。

分布

インドネシアニューギニア島)、オーストラリアパプアニューギニア(ニューギニア島)

形態

非常に大きく下部の前部門歯および4咬頭性大臼歯がある。

生態

フクロモモンガ属は雑食で、樹液果汁を好物としているが、補給する食性はバラエティーに富んでいる。フクロモモンガ属はオーストラリアの開かれた森林の中で進化したと見られ、飛膜は不完全な林冠(途切れた樹木間)や、小さな雨林などの場で機動性を発揮する。しかし現在ニューギニアや、近隣の多くの小島に生息する。生物学的には別系統にあるムササビとの外観上の類似性は、収斂進化によるものである。

フクロシマリス属は、ニューギニアで進化したと考えられ、唯一のオーストラリア種(ヨーク岬のフクロシマリス)はニューギニアから分布を広げたものである。この属は昆虫捕食者であり、昆虫を捕らえるための特性を有している。踵のような構造をした手首で、昆虫の幼虫の居る木を叩く。そして彼らは掘り進み、捕獲用の第4指を使ってそれらを得る。

分類

フクロシマリス属 Dactylopsila

  • Dactylopsila megalura オナガフクロシマリス Great-tailed triok
  • Dactylopsila palpator ユビナガフクロシマリス Long-fingered triok
  • Dactylopsila tatei ファーガソンフクロシマリス Tate's triok
  • Dactylopsila trivirgata フクロシマリス Striped Possum

フクロモモンガダマシ属 Gymnobelideus

フクロモモンガ属 Petaurus

関連項目

参考文献

  • Jones, C. and Parish, S. (2006). Field Guide to Australian Mammals. Steve Parish Publishing Pty. Ltd (pp. 86, 89). ISBN 1-74021-743-8
  • Barbara Triggs, Tracks, Scats and Other Traces - A Field Guide to Australian Mammals, Qxford




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