フォーマリズムとモダニズム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/03 18:00 UTC 版)
「カラーフィールド・ペインティング」の記事における「フォーマリズムとモダニズム」の解説
グリーンバーグは、同時期の絵画を評して使われた「アクション・ペインティング」という用語の、美術家の行為を重視する見方より、美術家が作り出す絵画の形態を重視するフォーマリズムの立場を強調し、内容よりも形態こそが美術を批判的に評価して前進させる原動力と考えていた。彼は、モダニズム美術は自己批判を繰り消しながら余計な物をそぎ落とし根本的な要素まで還元し、形態・輪郭・色彩が平面上ですべて一つになる「形態的な純粋性」にいたる途上にあるとして、カラーフィールド・ペインティングをモダニズムの前衛として評価した。
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