フェルナン・ブローデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 07:58 UTC 版)
フェルナン・ブローデル(Fernand Braudel、1902年8月24日 - 1985年11月27日)は、フランスの歴史家。経済状態や地理的条件が世界史において果たす役割に注目し、20世紀の歴史学に大変革を起こした。アナール学派の代表人物。
注釈
- ^ 生徒のなかにはアルベール・カミュ、ジャック・ベルク、ポール・ロベールなどがいた。
- ^ 彼女の本名は、初婚相手と同じ「ポーレット」であったが、通常は「ポール」と呼称している。
- ^ 人類学者クロード・レヴィ=ストロースとは同僚だった。
- ^ フランス語: École pratique des hautes études。パリ大学(ソルボンヌ大学)の大学院に相当する。
- ^ a b 1975年、高等研究実習院第6部門は、学位の出せる研究機関である社会科学高等研究院(フランス語: École des hautes études en sciences sociales)に昇格している。
- ^ レヴィ=ストロースはこの年(1958年)、『構造人類学』を出版している。
- ^ のちに『文明の文法』という題で刊行された。
- ^ 日本では『歴史入門』と題して太田出版より刊行版された。
- ^ ブローデル自身も、歴史における速いテンポ、より緩やかなテンポ、ほとんど動かないテンポについては、いろいろ試行錯誤した結果であって、最初から操作概念があったのではないとしている[13]。
出典
- ^ a b c d e 浜名優美「ブローデル小伝」『入門・ブローデル』(2003)p.228-229
- ^ a b ポール・ブローデル「歴史家ブローデル誕生秘話」『入門・ブローデル』(2003)p.181
- ^ 浜名優美「ブローデル小伝」『入門・ブローデル』(2003)p.230
- ^ この時期にブローデルが勤務したリセは、ヌイイ=シュル=セーヌのLycée Pasteur de Neuilly-sur-Seine、パリ8区のLycée Condorcet、パリ5区のLycée Henri-IVであった。
- ^ ポール・ブローデル「歴史家ブローデル誕生秘話」『入門・ブローデル』(2003)p.177
- ^ a b ポール・ブローデル「歴史家ブローデル誕生秘話」『入門・ブローデル』(2003)p.178-179
- ^ a b c 浜名優美「ブローデル小伝」『入門・ブローデル』(2003)p.237
- ^ a b c 浜名優美「ブローデル小伝」『入門・ブローデル』(2003)p.238
- ^ a b c 浜名優美「ブローデル小伝」『入門・ブローデル』(2003)p.240-241
- ^ a b c d 浜名優美「ブローデル小伝」『入門・ブローデル』(2003)p.242-243
- ^ a b c d 浜名優美「ブローデル小伝」『入門・ブローデル』(2003)p.244-247
- ^ a b c カルロス・アントーニオ・アギーレ・ロハス「長期持続と全体史」『入門・ブローデル』(2003)p.13-66
- ^ カルロス・アントーニオ・アギーレ・ロハス「長期持続と全体史」『入門・ブローデル』(2003)p.56 原出典はブローデル "Manela"、1986
- ^ ISIS本座-『物質文明・経済・資本主義』フェルナン・ブローデル(松岡正剛の千夜千冊2010.5.19)-松岡正剛。原出典はブローデル『物質文明・経済・資本主義』、1975。
- 1 フェルナン・ブローデルとは
- 2 フェルナン・ブローデルの概要
- 3 栄誉
- 4 関連項目
固有名詞の分類
Weblioに収録されているすべての辞書からフェルナン・ブローデルを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からフェルナン・ブローデル を検索
- フェルナン・ブローデルのページへのリンク