ファスト・パス・データベース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/15 08:03 UTC 版)
「IMS」の記事における「ファスト・パス・データベース」の解説
ファスト・パス・データベースは、トランザクションを高速に処理することを目的として開発されたデータベースのタイプである。ファスト・パス・データベースとしては、DEDB (Data Entry Databases) およびMSDB (Main Storage Databases) の2つの種類の編成方式が存在する。どちらの編成もインデックスを持つことは出来ないが、DEDBはインデックスの替わりにランダマイザと呼ばれるプログラムを用いて、キーからレコードの位置を特定する。MSDBはレコードを全てメモリ上に展開するDBであり、小規模で特にアクセス頻度の高いDBに向いている。IMSの最新のバージョンでは、DEDBにおいてもVSO (Virtual Storage Option) 機能によりDBをメモリ上に展開することが可能となっている。またそれに加え、MSDBはSYSPLEX環境での共用が不可能なため、MSDBは徐々に姿を消しつつある。
※この「ファスト・パス・データベース」の解説は、「IMS」の解説の一部です。
「ファスト・パス・データベース」を含む「IMS」の記事については、「IMS」の概要を参照ください。
- ファストパスデータベースのページへのリンク