ファインダーによる方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 20:57 UTC 版)
「極軸合わせ」の記事における「ファインダーによる方式」の解説
ファインダーと望遠鏡本体は平行に調整が済んでいることが前提である。精度を高くするためにはファインダーの実視野がわかっている必要がある。 望遠鏡をできるだけ水平に据え付ける。 極軸の傾きを示す目盛がある場合には、土地の緯度に合わせる。 鏡筒と極軸が平行になるようにして固定し、方向修正微動で望遠鏡を北極星の方向に向け、ファインダーの視野に北極星を入れる。極軸の傾きが合ってないと視野に入らない場合があるので、その場合は極軸の傾きを変えてみる。 ファインダーの十字線に、北極星が重なるよう調整して固定する。 赤経のクランプを緩め、望遠鏡を極軸の周囲に回転させながらファインダー内の北極星の動きを見、北極星が視野から外れず十字線の交点を中心に円を描くように調整する。 ファインダーの実視野が何度あるかと、2000年分点で「ポラリスは天の北極から約44分カシオペヤ座ε星の方にある」「天の北極はポラリスから約44分おおぐま座η星(北斗七星の柄の先端)の方にある」という事実から、真の天の北極にファインダー十字線の交点が来るよう方向微動と極軸の傾きで調整する。この時赤緯微動、赤経微動は使用しない。またファインダー視野が倒立像であることに注意する。
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