ファイルフォーマットの詳細
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 14:18 UTC 版)
「ar (UNIX)」の記事における「ファイルフォーマットの詳細」の解説
arのファイルフォーマットは一度も標準化されたことがない。現代的なアーカイブは2つの良く知られた派生物で利用される共通フォーマットが基になっている。すなわちBSDとGNUである。 歴史的には、その他変種も存在し、例えばAIXには"Small"、"Big"そして"Coherent"と3つの形式があり、いずれもBSD・GNU共通形式とは全く異なったフォーマットである。 Debian系Linuxディストリビューションのパッケージである".deb"はBSD・GNU共通フォーマットを採用したarアーカイブである。 arが生成するアーカイブの先頭データにはグローバルヘッダが存在し、その後他ヘッダと格納ファイル本体のデータセクションが続く。 データセクションは2バイト毎に切り詰められる。仮にオフセットが奇数で終端をむかえた場合、'\n'が詰め物として利用される。 Win32以降のMicrosoft Windowsの開発環境のライブラリファイル(.lib)も内部的にarフォーマットを使用している。
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