ビーズ手芸とは? わかりやすく解説

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ビーズ手芸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/11 00:34 UTC 版)

ビーズ細工を作るケニアの女性

ビーズ手芸(ビーズしゅげい)とは、手芸の一種で、ビーズを使用して小物を制作したり、衣服にビーズを縫い付けて加工することである。

『ビーズ手芸』は当初、ビーズを衣装に縫い付けて飾りとすることを指していたが、生産技術の発達によって安価なビーズが大量に出回るようになったことから、ビーズを使用してアクセサリーマスコットを作成することへと意味が変化した。

種類

  • ビーズ手芸(狭義)・ビーズ刺繍

- ビーズを衣服や服飾小物に縫い付けること。刺繍ビーズ刺繍英語版)やスパンコールと組み合わせることが多い。

ウクライナの作家アグネス・デニシヴナ・リヤシェンコウクライナ語版のビーズ刺繍のイコン(2006年)
インドネシアトラジャ族のビーズアクセサリー
  • ビーズ織り (loom) - 織り機を使用してビーズを使ったアクセサリーを作成すること。
  • オフルーム (off loom) - 織り機を使用せずにビーズを使用したアクセサリーを作ること。テグスやワイヤーを使用したものもオフルームに含まれるが、日本では、スクエアステッチ (Square Stitch英語版) やペイヨットステッチ (Peyote Stitch英語版) といった、を使用したビーズアクセサリーをさすことが多い。
    • ビーズステッチ - 針と糸を使用してビーズアクセサリーを作成すること。テグスを使用する物より柔らかい作品ができる。
    • テグス編み・ビーズアクセサリー・ビーズモチーフ - ビーズに釣りに使われるテグスや極細のワイヤーを通して、アクセサリーを作ったり、動物などのモチーフを作ること。正式な名称はなく、使用する素材や、編み方、完成品の用途などで呼び分けている。アジアンノットワイヤーワークと組み合わせることもある。
ビーズで作ったシロクマ
ビーズクロッシェのネックレス
    • ビーズフラワー - シードビーズを使用して造花を作ること。フレンチビーズフラワー。
  • アイロンビーズ - 直径8mm程度のパイプ状のビーズをならべて平面的な絵柄を作り、アイロンなどの熱で溶かして接着し、モチーフを作ること。ポケモンキャラクターやハローキティのモチーフを作るためのキットが販売されている。一時期、小学生を中心に流行したため、時折、観光地やイベントで子供向けの一日教室が開催されている。低年齢向けに、水で溶けるビーズ(アクアビーズ)を使用したものもある。
  • スキル手芸・スキルスクリーン - 直径5mm程度のビーズを糸に通し、すだれ状に並べて絵を作ること。
  • ビータッチ手芸 - ビーズをのついた専用の台に貼付け、絵を作ること。モザイク画に似た物が出来る。
ネイティブ・アメリカンダコタ族ネリー・トゥー・ベアーズ・ゲーツ英語版のビーズ細工作品「スーツケース」(1880 ~ 1910 年)
メキシコウイチョル族旧ビートルにビーズ細工を施した作品「Vochol英語版 」(2010年)

関連項目




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